裏方が表に・・・
日本めまい平衡医学界が今年名古屋で開催。学会は最前線にいる学者が主役となる会であるだけに、第一線を退いた自分は裏から支えようと思い、隠れているつもりだった。
初日、取得するのに10年以上はかかるめまい専門医・アクティブメンバーで表彰された中堅の研究発表。びっくり!愛知医大・車先生が「研究のきっかけは、中山明峰にフランスの学会に連れて行かれたこと」と報告。続く名市大・蒲谷先生、教えた憶えがないほど勝手に伸びる才女までが名前を挙げてくれた。
車先生をフランスに連れて行ったのは、当時勉強しない子に、ならパリでも見せるか、程度しか思わなかったのに、今では彼が愛知医大のめまいを支えている。彼の心の中に残っていたことを知ったのは15年後。「なんで現役中に讃えてくれなかった〜」と心の中で叫んでしまった小市民。
続く特別講演のMechiael Strupp教授、講演オープニングで「日本流のおもてなしに感動した」と、末席に座った私が写真では最前列になってしまった。裏方が表に出ちゃいけないのが日本文化なのに・・・。
やっぱり私はずっと裏に隠れるほどの人格者ではないので、とりあえず今日までは黙っていたことで許して貰って、他人が表に出してくれたので、さらにここで拡張させて頂く。たまには私も褒めて下さい・・・