院長ブログ

東海市学校保健会:朝起きられない子どもたち

公開日:
監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 朝起きられない子どもたちのことを全国の教育や養護の先生が大変憂いを感じています。相談する先の医療施設がかなり不足し、小児心理の専門家に紹介したくても、初診の予約が半年、1年先です。
 私も小児心理専門家ではありません。このことに背を向けるひとが多いなか、睡眠専門医と語るからには逃げたくありません。最大の武器は、過去の子育て苦労、親としての反省に基づいて、暖かく見守ることは、多少できます。
 実際起きられない子どもたちの背景には多くの問題が隠れています。時には厳しい説明をしないといけませんが、気にくわない子どもや若者はSNSで事実ではないことを誹謗中傷!還暦過ぎた人間には残りの人生が短い、私だって逃げたい!
 この問題を抱えるのに、精神面で余裕がないとできません。爺さんが逃げたらほか誰がやります?幸い素敵な仲間たちがどんどん集まって来ました。社会全体、組織形成して取りかからないといけない問題です。
 戦略的にこの問題を解決すべき、10年前から少しずつ動いた活動が評価され、NHKがドキュメンタリー30分番組を作成して下さり、一時は話題となり動きが出ました。これからという時、コロナですべてが泡に消えました。それから大学を去り、開業。
 コロナごときに負けてたまるか。新たなる戦略を携えて、子どもたちを救いたい。ただし!救える子どもと難しいこどもがいます。開業後3年間のデータから、その仕分けが見えて来ました。先に救える子どもから救う、致し方がありません。難しい子どもはクリニックに破壊行為を起こすので、怖い。ごめんなさい、許して下さい。
 東海市市役所主催、全学校校医、養護の先生がたにお招き頂いたことを嬉しく思います。まずは東海市全子どもたちの睡眠解析、討論、解決法の提案をし、講演を終えました。教育関係者の首長に届いたこの話が実行され、睡眠改善で子どもの発達、精神、成績がどれだけ上がるか、東海市で証明できたらすごいことです。この活動が全国に広まるまで、余命が足りるかな・・・


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